【基礎知識 その4】鉄骨造とは
鉄骨造はS造とも呼ばれています。(Sはsteel)
鉄骨造とは、木材の変わりに鋼材を使用します。
鋼材は加工のしやすさから高層ビルや集合住宅などに利用されていますが、3階以上の注文住宅や耐火性能が求められる場合などでも用いられています。
鉄骨造は「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の2種類あり、使用する鋼材の厚さによって区別されます。
使用する鋼材はJIS規格の製品を用いることを義務付けられています。
重量鉄骨造
重量鉄骨造には6mm以上の鋼材が使用されます。
また、構造として「ブレース構造」と「ラーメン構造」とに分けることができます。
ブレース構造は木造軸組構法の柱や梁、筋かいを鉄骨やブレースに置きかえてボルトで固定したものです。
ラーメン構造は柱や梁を剛接しているため強度が増し、ブレースが不要となっています。
柱や壁を少なくする事ができ、広いスペースの間取りを確保できます。
軽量鉄骨造
重量鉄骨造には5mm以下の鋼材が使用されます。
ブレース構造で造られます。
重量構造に比べて柱や梁が軽くなり、木造と同程度の基礎工事で済みます。
ラーメン構造
柱と梁で地震などの横からの力に抵抗する。
大きな窓や広いスペースを作りやすい。
ブレース構造
ブレースで地震などの横からの力に抵抗する。
ブレースがあるので、大きな窓をつけるのが難しい。
注文住宅基礎知識
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